2010年01月27日

準決勝 佐藤選手VS二宮選手その9

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さて、技ありとなった、この左上段回し蹴りであるが、クリーンヒット
はしたものの、ダウンしたわけでもないし、一瞬、戦意を喪失したわけ
でもない。

初めは技ありを示す旗は大山茂副審の一本だったが、しばらくして
もう一本上がり、中村忠主審が技ありを宣告した。

なぜ、技ありとなったかは下記の引用を読んでいただければ分かると
思う。そこには日本の極真ルールとアメリカのカラテルールの違いが
あった。

「ニューヨーク中村道場主催のトーナメントが開かれた。ルールは
フルコンタクト・ポイント制で、パンチや蹴りのいいのが入ると
1ポイント、2ポイントで技あり。ダメージがあったばあいは
一つでも技あり、ノックアウトのばあい一本となる。
ユニークなのは、グランドチャンピオン戦である。昨年度のグランド
チャンピオンと、ことし決勝戦で勝ち残った者とが試合をし、
勝った者がことしのグランドチャンピオンとなる。
その年の優勝者はチャールス(マーチン)で、そして前年度の
グランドチャンピオンのオリバーとグランド戦を行なった。 
その試合方法がまたユニーク、デスマッチということで5分間に
より多くポイントをとった方が勝ちとなる。試合はオリバーが僅差で
勝った」〜現代カラテマガジン昭和60年6月号「佐藤勝昭=私の
履歴書【USA武者修行】」より〜

「マンハッタンの中村道場でウィリアム・オリバーと組手をすることと
なった。オリバーはその頃、アメリカのトーナメントでライト級チャン
ピオンになっており、電光石火の蹴り技を使う達人、と日本にいる頃
から聞かされていた。
ウィリアム・オリバーはチャンピオンではあるが、それはポイント制
においての話である。ただ相手に当てただけでポイントになるという
のと、相手を倒してポイントになるのとでは、大きな違いがある。
実際に組手をしてみると、オリバーは全くの不慣れであった。確かに
オリバーの動きは速かった。しかし、いかんせんパワーがない。
どこを蹴られてもまったく効かなかった。彼の飛び蹴りなど、鳥の
ような鋭い気合いもろとも飛んでくるのだが、私が少し前に出ただけで
弾き飛ばされてしまう。もし彼にもっとパワーがあったなら、やりづらい
相手であったことは疑いなかったのだが・・・」二宮城光著「静かなる
闘志」より

posted by キワメシンノスケ at 23:55| 極真第1回世界大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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