2006年12月10日

3回戦 岸選手vs富樫選手その5

佐藤選手は自伝の中で、この富樫戦について、次のように述べて
いる。
「ただ、大山館長の真似(山篭り)をして格好だけでそうしているの
なら、こんな奴に負けてたまるか。よし、俺がやっつけてやる、
こういった気持ちで富樫選手を見ていた。
立ち会ってみて私は、いかに馬力があり野性味があふれていても、
彼の技には的確さに欠けるものがあると気がついた。
急所さえやられなければ恐ろしくない、そう思った私は一気に攻勢に
でた。前蹴り、回し蹴りの連続攻撃で守勢に立たせておいて、
大きく飛んで膝蹴りを出した。
これが見事相手の前額部をとらえた。一瞬、彼の体がガクッときて、
前のめりになった。だが倒れない。ふんばっている。
追撃を加えようとした私を、大山茂主審が制した。
そして富樫選手の様子を見て、「大丈夫か」とたずねた。
私はそのときの手応えと彼の様子から、かなり効いているはずだと
確信した。だが彼は「オッス、オッス、大丈夫です」と大きく二、三度
うなずき、闘志をむきだしにしていた。
試合は再開され、時間切れとなり、大差の判定で私の勝ちと決した」
(この項つづく)
posted by キワメシンノスケ at 17:52| 極真第5回全日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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