2006年12月16日

3回戦 佐藤(勝)選手vs江田洋正選手その1

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江田選手、佐藤選手の前蹴りを捌いて後ろ蹴りを返す
この攻撃から察するに江田選手はテコンドーの選手か

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柔道出身の佐藤選手、江田選手の横蹴りをつかまえ、投げ一閃!
さらに頭から落ちた江田選手に佐藤選手は上から体重を浴びせる


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江田選手、意識朦朧としながらも佐藤選手の襟を離さない
この後、江田選手は棄権し、佐藤選手のTKO勝ちとなった


posted by キワメシンノスケ at 13:38| 極真第5回全日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月18日

3回戦 佐藤(勝)選手vs江田洋正選手その2

ここで佐藤選手がこの試合で使った投げ技について
考察していきたい。

富樫氏が「格闘技通信」平成元年7月号において、
「マス大山の円の極意を解明する」と題して、
大山倍達の円の技法について解説している。

それによると、相手の攻撃に対して自分の腕を円運動させ、
相手をはじき飛ばす受け(たとえば前蹴りをすくいあげると
相手はバランスを崩して転倒する)が大山空手の「円の極意」だと
「続・秘伝極真空手」からの引用を用いて説明している。

ところが、この大山倍達の「円の技法」は片手だけで行うので、
相手は2〜3メートル吹き飛ぶが、相手にとどめを決めるためには、
2〜3メートルの距離を走るように近づかなければならない。
この近づく間に相手は新しい体勢をつくり、振り出しにもどる
危険性がある、と指摘している。

そこで、片手の円の技法の改良点として、
両手で円の技法(たとえば片手は相手の蹴りをすくい、
もう一方の手は相手の首にかける)を用いると相手は遠くへ飛ばずに足元にストンと倒れる。

さらに、両手、片足の三点で円を描く「逆三角形受け」を使えば、
相手は受身もとれず頭や背中から真っ逆さまに地面に叩きつけられる。

「フルコンタクトKARATE」平成5年5月号でも、
大山倍達の創造した円運動が一円に対して、
氏が新たに創造した円運動は二円、三円だと解説している。
そして一円の受けは即極めを入れられないので、武道空手としては
意味がないと解説している。

さて、もう一度、佐藤選手の投げを見ていただきたい。

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相手の蹴りを受ける


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相手の蹴り足を右手で持ち上げつつ(一円)、
左手は相手の首へ(二円)


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ハンドルを回すように右手は反時計回りに上に上げ(一円)、
左手は反時計回りに下に下げる(二円)
同時に相手の軸足を反時計回りに払う(三円)


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相手は受身もとれず頭や背中から真っ逆さまに地面に叩きつけられる


氏が大山倍達の「円の技法」の研究に着手したのは75年(昭和50年)春から(先の「格闘技通信」より)であるが、
極真第5回全日本大会の開催は73年(昭和48年)11月である。
(この項おわり)
posted by キワメシンノスケ at 10:01| 極真第5回全日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

3回戦 松友選手vs中元選手

松友選手と中元選手はともに芦原門下


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松友選手、中元選手の回し蹴りを捌いてローキックからハイキック
今でも使われているコンビネーションです


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中元選手のハイキックを見切り


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松友選手、ミドルキックをレバーへ
腰の入った良いフォームです


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松友選手の勝利

posted by キワメシンノスケ at 10:26| 極真第5回全日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月28日

3回戦 山崎選手vsチャラカンボ選手その1

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山崎選手、チャラカンボ選手の回し蹴りをヒザブロックし、


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左右回し蹴りを返す





posted by キワメシンノスケ at 01:35| 極真第5回全日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月29日

3回戦 山崎選手vsチャラカンボ選手その2

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山崎選手、左ローキックのフェイントから左の前蹴り


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チャラカンボ選手の踏み込みに合わせて蹴り足を引き、左の膝蹴り

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さらに蹴り足を引き、間合いを取り、左の上段前蹴りを蹴る

山崎選手は自著の中で、どんな位置で蹴りを放っても、
常に頭部と踵を結ぶ線が垂直であれば、相手が出てきた時は
後ろに下がりながら蹴り、相手が下がれば前に出て蹴ることの
できるバランスのとれた蹴りとなり、なおかつ連続的に蹴れる、
と述べている。
まさにこの左足での3連打がそうである。


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2006年12月30日

3回戦 山崎選手vsチャラカンボ選手その3

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山崎選手、ノーモーションでの電光石火の左回し蹴り

先の3連打は中段前蹴り、中段膝蹴り、上段前蹴りと
チャラカンボ選手の正面のみの攻撃だったことから、
この側面への回し蹴りを決めるための伏線だったと考えられる


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速射砲の如く回し蹴りをもう1発決める
その後、チャラカンボ選手は戦意喪失し、試合放棄

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2006年12月31日

3回戦 山崎選手vsチャラカンボ選手その4

さて、チャラカンボ選手について、「現代カラテマガジン」
S48年11月号では、次のように紹介されている。

『タイ式ボクシング、国際式ボクシングどちらもこなす二刀流が
出現した!なみの強豪ではない。国際式ではかの偉大なる
ファイティング原田、そしてこれまた世界的強豪だった関光徳の
両選手を、なんと二人ともダウンさせているスーパー強豪だ!
その名はデイラ・チャラカンボ、元東洋バンタム級チャンピオン!
まぎれもなく東洋一だったボクサーであり、しかもタイ式キックでも
超一流で「タイの荒鷲」と異名をとり、沢村忠を評して、
「沢村?あんなのをボクと較べたらタイの人、みんな笑うよ」と、
うそぶく大物が乗りこんでくるのだ。
国際式でKO率七割、タイ式キックで実に九割強という
ウルトラ猛打が、猛キックが、空手日本一をきめる晴れの大舞台で
どう炸裂するか!?』

劇画「空手バカ一代」27巻では、
「この男の名はデイラ・チャラカンボ!タイ式キックでは本場タイの
元バンタム級チャンピオンであり 国際式ボクシングでも東洋
バンタム級一位にまでランクされたかがやかしい経歴の両刀づかい 
ファイティング原田や海老原博幸と互角の戦いをえんじた豪のもの 
ファイティング原田をダウンさせたという殺人パンチ…」

そして、TV実況の杉浦アナは
「ディラ・チャラカンボはタイ国でキックボクシングを現在でも
やっております。タイ国のバンコックにありますマンハッタンホテルの
マネージャーをしておりますが、好きで現在でもキックボクシングの
試合を行っております。
前には国際式ボクシングをやっておりまして、東洋バンタム級の
一位までランクされたことがあります。」

この話の中で特に興味深いのが、
・ファイティング原田をダウンさせたことがある
・関光徳をダウンさせたことがある
・海老原博幸と対戦したことがある
であるが、実際に対戦しているかどうか、三選手の戦績を調べてみた。
(この項つづく)

posted by キワメシンノスケ at 00:17| 極真第5回全日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月01日

3回戦 山崎選手vsチャラカンボ選手その5

あけましておめでとうございます。
一日一更新を目標に頑張っていきます。


まずファイティング原田氏の戦績は63戦56勝(23KO)7敗であるが、
その中で、タイ人との対戦が、
20戦目 ソムワン・バンブン   ○ 3RKO 61年9月9日
28戦目 ポーン・キングピッチ ○ 11RKO 62年10月10日
29戦目 ポーン・キングピッチ ● 15R判定 63年1月12日
32戦目 ロード・ジャレンガボ ○ 6RTKO 63年6月19日
37戦目 ソムサク・ラムファバー ○ 2RKO 64年2月14日
と4人の選手と5戦グローブを交えている。

海老原博幸氏の戦績71戦65勝(36KO)5敗1分のうち、
タイ人との対戦は次の通りである。
18戦目 シトン PT     ○ 10R判定 61年8月27日
22戦目 ソムワン・バンブン ○ 4RKO 62年1月5日
27戦目 チュンチャイ・ラムファバー ○ 2RKO 62年7月27日
31戦目 ナロンリット・チャリンガボ ○ 3RKO 62年10月26日
36戦目 チャチャイ・ラムファバー ○ 12R判定 62年12月31日
42戦目 ポーン・キングピッチ ○ 1RKO 63年9月18日
44戦目 ポーン・キングピッチ ● 15R判定 64年1月23日

他に第12代日本フライ級王者野口恭選手は62年9月21日に
ナロンリット・チャリンガボと対戦し、7RKO勝ちを収めている。

第2代東洋J・フェザー級王者牧昭男選手は63年8月4日
セラルド・チャリンガボと対戦し、10R判定勝ちを収めている。

第15代日本バンタム級王者永田耕造は63年11月1日
セラルド・チャリンガボと対戦し、10R引分けという結果を
残している。

「チャリンガボ(ジャレンガボ)」という選手がもしかすると
「チャラカンボ」なのかもしれない。
残念ながら関光徳選手の対戦相手にはチャラカンボ、チャリンガボ
といった、同じもしくは似たような名前の選手はいなかった。

年月日順にまとめてみると、
62年09月21日 ナロンリット・チャリンガボvs野口恭(フライ級)
62年10月26日 ナロンリット・チャリンガボvs海老原博幸(フライ級)
63年06月19日 ロード・ジャレンガボvsファイティング原田(フライ級)
63年08月04日 セラルド・チャリンガボvs牧昭男(J・フェザー級)
63年11月01日 セラルド・チャリンガボvs永田耕造(バンタム級)
この中の誰かが「デイラ・チャラカンボ」かもしれない。
そしてボクサーとしての全盛期は第5回大会(73年)より約10年前
(62〜63年)だったのであろう。
(この項おわり)
posted by キワメシンノスケ at 00:11| 極真第5回全日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月02日

試し割り

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富樫選手、手刀で杉板6枚完遂


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山崎選手も同様に6枚完遂


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富樫選手、猿臂で6枚完遂


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体重64s(今でいう軽量級)の山崎選手、猿臂でなんと7枚完遂
これぞ空手における「試し斬り」なり!!

山崎選手は試し割りの部で合計24枚(正拳4枚、手刀6枚、
猿臂7枚、足刀7枚)割り、優勝した。
なお、2位は盧山選手の15枚、3位は佐藤(俊)選手の14枚。
posted by キワメシンノスケ at 01:32| 極真第5回全日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月03日

準々決勝 二宮選手vs盧山選手その1

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二宮選手、試合開始と同時に下段蹴り、右正拳、上段回し蹴り


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さらに下段蹴り2発


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二宮選手、3発目の下段は軸足へ
盧山選手、バランスを崩す そこへ二宮選手、逆突きを入れる

posted by キワメシンノスケ at 01:11| 極真第5回全日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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